| 鑑定会コーナー 第3回 平成20年 7月11日 | |
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前回(平成20年7月4日)の回答は 豊後高田住藤原実行 でした。 特徴:通常豊後高田は鑑定刀には中々でてきませんが豊後刀は数が多く皆様の目に良く飛び込んでくる刀剣でお馴染みの刀です。 実は高田物は肥前の隣に位置する訳ですから特に刃紋の形態は良く似た刀工が多く無銘にすると肥前刀に化けてしまう刀があるのです。 しかしながら肥前刀と豊後刀の最も異なる部分は地金にあります。本作の刃紋は2代近江大掾藤原忠広に酷似しており刃区の部分が刃先に当たらない部分も同様な刃紋です。 隣国にありながらなぜ地金が全く似ていないのは何故なのでしょうか? これは肥前刀は鍋島大名によって地金が統制され他国に販売が厳しく禁止され制作された刀剣のみが他国に高価で販売されていたに違いがありません。 なぜ肥前刀が他国の刀剣と異なったのか、所謂肥前地金が他国で制作できなかったのかに私は興味をもっております。 私は肥前刀の地金は鍋島藩では南蛮鉄が独占的に輸入が出来その鉄を使用しなければ肥前の地金は出来なかったと考えるのです。 恐らく国内の良質な玉鋼と南蛮鉄を混ぜ合わせて出来上がった地金ではなかろうかと推察致します。 当時でも極めて高価な地金である肥前刀の皮金は肥前刀を制作する段階で芯鉄を多量に入れ良質な皮鉄で薄く巻き込む方法が取られたと考えます。 豊後でも恐らく研究がなされたと考えますが残念ながら良質な肥前地金迄は出来得なかったと考えます。 本作の刀は刃紋に関しましては全く肥前国近江大掾藤原忠広と見分けがつかないほど酷似しておりますが地金が肥前刀の地金ではありません。 今回の鑑定で最も重要なのは地金の部分ですので良く覚えておく必要があります。 時折見かける近江大掾た正吉の偽銘に高田物であろうと思われる刀を見かける事があります。 いずれにせよ地金を良く覚えておいて下さい。 |
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| 第3回: 今回の鑑定 誰でしょうか (平成20年7月11日) | |
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ヒント 刃長:49.4センチ |
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。 (弊社都合により鑑定コーナーに関するメールには返信できませんのでご了承ください。) |
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