刀:白鞘入り (第54回重要刀剣)
銘:無銘 (青江)
研磨済み
登録証番号: 埼玉県 34193
交付年月日:昭和45年12月22日
刃長:62.3センチ
反り:1.0センチ
目釘穴:1個
元幅:2.83センチ
先幅:1.99センチ
重ね:0.68センチ
時代: 鎌倉時代末期から南北朝時代
体配:体配大摺上無銘で身幅、重ね共に尋常なしっかりとした刀 。
地鉄:小板目肌良く練れて地錵が付きちりちりとした縮緬肌となり潤いが有り 地景が入る。
刃紋:錵出来直刃基調に刃中、足、葉が盛んにかかり砂流、金筋が良く働く 。
特徴:
備前国と並んで備中国は古来より良質な鉄が産出され数多くの名作が残されて います。倉時代の後期から南北朝期までの作を総称している、 鎌倉時代初期を古青江と称し鎌倉。末期を中青江されている。青江派の著名工に上げられる のが、貞次、為次、康次である。 青江の有名刀の代表には「狐ヶ崎/為次:国宝」「数珠丸恒次:重文」「にっ かり青江:重美が有名であります。備前刀とはやや趣が異なり刃紋は直刃出 来のおとなしい作品から逆さ丁字乱など激しい作品がある。備前刀に丁字乱と は一線を置き華やかさを控えた独特の風情は古来より数多くの愛刀家から根強 い人気を勝ち得ている。 にっかり笑う女の幽霊を切り捨てて、翌朝確認をしたら石塔が真っ二つになっ ていたという伝説から、この名が付いた。 本作は地金の澄んだ精良な地金で刃中の働きが一段と華やかで足、葉が働き金 筋が細かく働く 。重要刀剣図譜によれば南北朝期の青江派で地刃健全で保存状態も好ましいと記載されております。
第54回重要刀剣
葵美術評価鑑定:全身押し形